日本歴史館とは

日本歴史館の由緒

 当館は昭和三十八年、当地の宮本光儀氏と馬堀方眼喜孝画伯との間で、歴代天皇百二十四代に及ぶ資料、絵画の展示について熟考され当初は京都、奈良など建設予定地があげられておりましたが、御肖像画の永久保存のため最終的には乾湿に最も適した当地が選定されたことによって翌昭和三十九年から足掛け六年の歳月を経て、昭和四十四年八月に当館の完成をみた次第です。

 当時、時代的風潮として、歴代天皇御肖像画の展示となると思想的偏向を考えられ、人々の足を遠のく傾向がありましたが、昭和、平成と戦後の象徴天皇としての地位が一般国民に理解されるにしたがって、歴代天皇と神話から日本を理解することにも関心を持たれる方々が多く足を運んで頂きました。歴史学的な観点と神話の延長が交差する日本の歴史は、様々な角度から見つめることで新たな発見や見識を得ることがあるかもしれません。
 ご来館の皆様が、何か心に銘するものがありましたら、当館のよろこびとするところであります。

開館情報

開館時間:10:00-16:30
定休館日:毎週木曜日

拝観料

大人:500円 学生:300円 幼児:無料
※団体割引等、お問合せ下さい。

お問合せ

代表番号:026-405-2406
所在住所:長野県千曲市上山田3510-16

再建計画

日本歴史館再建計画

 当館は設立から半世紀に渡り「日本の歴史と文化の継承」を理念に今日まで運営してまいりました。
 しかし、その実態は設立団体の解散や地域経済の地盤沈下等の影響を受け約20年間の休館状態となっておりました。休館状態となっていた20年の間に施設は老朽化し、展示物は経年劣化が激しく廃墟と変わらぬ景観となってしまいました。また、館内には整理されていないゴミが散乱しておりました。

 2018年より運営体制を一新し、当館が「日本の歴史と文化の継承」を理念に掲げるに値する施設に再び回帰するため、#日本歴史館再建計画を遂行してまいりました。2018年には平成から令和への改元を記念して「平成の天皇写真展」を開催いたしました。2019年にはクラウドファンディングにて資金調達を行ない施設改修に着手してまいりました。資金面に問題を抱えている現状、低予算の再建ではありますが、一歩づつ再建への道を歩むべく、手作業での

 #日本歴史館再建計画の全ての作業工程は動画サイトYouTubeにて公開しております。様々な問題点を皆様と共有しながら包み隠さず公開しております。その他にも日本の歴史解説等のコンテンツもご用意しておりますのでチャンネル登録のうえご視聴下さい。

傷んだ外装

雨や雪によって表面塗装が剥げ、錆による浸食がみられる正面入口の大扉をはじめ、外壁、屋根等の外装に耐久性の悪化がみられます。
また、草木の手入れが施されてなく景観が荒れてしまっています。

剥がれた肖像画

当館展示物である歴代125代天皇肖像画にも経年劣化による顔料の剥がれが目立ちます。劣化の進行具合は様々ですが早急な修復が必要と考えられる肖像画が少なくとも20点ほど見受けられます。

割れた壁

コンクリートが割れ大きなヒビが通った壁。耐震強度にも影響が考えられるため、早急な対応が必要と考えられます。